こんにちは
今回は、前回も少し触れましたが 当店(fluffy)カレンツパンの、事前仕込みの手間変更についてご説明したいと思います。
カレンツパンは小型の干しブドウ(=カレンツ)を生地に沢山混ぜ込んだパンになります。
事前仕込みはとは、この干しブドウのヘタ部分の除去になります。
小さな干しブドウなので元々枝などが混ざっている事が多いドライフルーツになるので、「再選別品」(収穫地にて枝や異物を取り除き選別したものを、再度流通段階で目視選別し再梱包したもの)を使用しているので、発売当初は枝やゴミなどが混ざっていないか目視除去する程度で仕込んでいたのですが、当店(fluffy)のパン生地自体が柔らかいがために、カレンツのちょっとしたヘタが気になるものがたまにあることがわかりました。
ハード系のパンやクッキーなど、生地自体が硬めのものに混ぜ込んである様な商品であれば、多少のへたの存在が有っても気にならないことが多いのですが、さすがに柔らかいパンにカレンツが沢山入っているとそれなりに遭遇する確率が大きくなるようです。
そこで、「再選別品」のカレンツではありますが、それを更に当店(fluffy)の事前仕込みで、「再々選別」を行う事にしました。
実は、伊勢丹こだわりグルメクラブ10月商品としてカレンツパンに決めた時には、まだラフ選別だった頃で、10月の本番に再々選別をすることにしてこんなにも大変な事前仕込みになるとは思ってもみませんでした。
カレンツパン1本に入れる分量毎に再々選別を行っています。
写真の量で1本分となります。
ロットによってもカレンツの大きさが更に小さなものもあり、
小さいと当然数量は多くなります。
小さいのでパット見た目にはあまり分からないですが、
よく見ると、写真のように枝が付いていたり、ヘタ部が出ていたりします。
仕入れているカレンツは「再選別品」なので、枝的なものは分かりやすいので取り除くとしても、あとは普通にあまり手をかけずに使っていましたが、やはり柔らかいパンには気になるレベルになるので、これを除去することに・・・
大きい干しブドウならそれほど時間がかからないのですが、これだけ小さな干しブドウとなると、数が多いので時間がかかることに。。。
細かい作業となるので、ピンセットを使ってヘタを除去していきます。
ざっとですがそれでも全数チェックとなるので、数が多い分時間がかかります。
1本分で約30~40分かかる事も!!
こんなにかかるとは、、とほほ。
という事で、伊勢丹こだわりグルメクラブ10月分を送付するのに、この事前仕込み
(カレンツの再々選別作業)にかなり四苦八苦対応していたのでした。
カレンツパンは今の所定番メニューでは無いのと、事前仕込みにかなりな手間がかかる事になってしまったので、伊勢丹こだわりグルメクラブ10月分の終了後には材料(カレンツ)が無くなり次第終了にしようかとも思っていたのですが、現在のところ売れ行きも悪くはありませんし、こだわりグルメクラブの直接リピート注文も頂いていることから、しばらくは継続することにしました。
皆さん、手間もかかっていますので その分美味しく食べて下さいね。
以上、カレンツパンの裏事情でした。
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